宿泊地「白馬」へ向かう途中 「仁科神明宮」を参拝しました。この地へ来てここは外せません。創祀以来、皇大神宮にならって20年ごとに式年造替が行われており、永和2年(1376年)から大正8年(1919年)まで、20年ごとに行われた造替の際の棟札が一枚も欠かすことなく保存されている。500年以上の長きにわたり、一度も欠かすことなく式年造替が奉仕されてきたことは、全国においても例を見ないことである。
そして日本唯一の国宝の神明造り。
杉の古木がうっそうと繁る宮山の南麗に鎮座し、東は大峯山系に連なり、西は田園地帯と高瀬川の清流を見下ろす、遠く北アルプス連峰を望むことが出来る。本殿は、切妻造平入り、桁行3間、梁間2間、軒高6.6m、棟木の長さ8.3m余の日本最古の神明造り。屋根は檜皮葺(ひわだぶき)で、棟木の上には巴紋をつけた勝男木6本が置かれている。破風板は、そのまま延びて千木となり、破風板にはそれぞれ4本の鞍掛があり、妻には棟持柱があるなど構造手法に古式がうかがわれ、神明造りの原形式を保存している点で、建築史上貴重な遺構である。
中門は、前殿あるいは御門屋ともいい、四脚門、単層で屋根は切妻造、檜皮葺である。本殿と同様破風板が延びてそのまま千木となり、鞍掛4本がついている。勝男木は4本である。
釣屋は、本殿と中門を連結するもので、本殿屋根と中門屋根間に棟木と桁をかけ、檜皮葺き・両下造(りょうさげづくり)の屋根をかける。柱・壁は設けない。
なお、社殿の国宝指定棟数は2棟(本殿と中門)とされ、釣殿は本殿・中門の付属という扱いになっている。
静かで凛とした境内でした。感動!!
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