2015-04-04

北野天神社(所沢)

今日は、飯能市「武蔵丘ゴルフクラブ」にてゴルフのため、早出にて「武蔵国式内社」を4社参拝してきた。朝4:45出発。所沢を目指す。6時到着。
まずは、「北野天神社」へ。
こちらは、延喜式内社「物部天神社」であり延喜式内論社「国渭地祇神社」である。
「物部天神社・国渭地祇神社・天満天神社」の総称として「北野天神社」と呼称されている。

ご祭神は、物部氏の祖と言われている「櫛玉饒速日命(くしたまにぎはやひ)」、八千矛命、菅原道真公です。

社伝によりますと景行天皇の御代に日本武尊が東征の折りこの地にニギハヤヒ・ヤチホコの二神を祀り、物部天神・国渭地祇神として尊称したと伝え、古来武藏国の延喜式内社入間郡五座の一つに数えられていました。
その後、長徳元年(995)に菅原道真五世の孫修成が武藏守となって武藏国に下向し、この地に京都の北野天満宮を祀ったので以後北野天神と称せられるようになったようです。
早朝の境内は、凛として緑も綺麗です。

一の鳥居の扁額には「北野宮」。二の鳥居は「北野天満宮」とありました。

境内は、桜が満開です。美しい。早朝なのでまだ灯篭には灯がともっていました。
ご神紋は「加賀梅鉢」紋。
前田利家公が、社殿を再興したからでしょう。

本殿は、古く1770年代の建築で向拝付の流造りです。


この季節ならではの「花見」を兼ねた参拝となりました。

中氷川神社(所沢)


二社目は、所沢市三ケ島にある「中氷川神社」に参拝。式内社「中氷川神社」論社は、以前参拝した所沢市山口にある「中氷川神社」とこちらの二社です。
ご祭神は、素戔嗚尊・大己貴命・少彦名命です。
鳥居は、出雲系には珍しく「神明鳥居」です。

こちらも参道から境内に桜が満開です。
拝殿は、朱色の壁で凛々しい。
神紋は「五七の桐」紋のようです。
手水舎 屋根の瓦

本殿は覆屋に覆われていました。流造のようです。

出雲祝神社(入間)


3社目は、「出雲祝神社」です。こちらは、式内社「出雲伊波比神社」論社です。ですが、「出雲伊波比神社」は、本日一社目で参拝者「北野天神社」に合祀されている物部天国渭地祇神社、以前参拝した 毛呂山・出雲伊波比神社と3つあります。

ご由緒によるともと寄木明神。
第十二代景行天皇の頃(約2000年前)、日本武尊が東夷征伐に当たられた時、当地に立ち寄り、天穂日命・天夷鳥命を祭祀して、出雲伊波比神社と崇敬したことに始まる神社です。
扁額に「寄木宮」とありました。
また、参道左手に「牟佐志國造御社」と刻まれた石碑がありました、ご祭神の一人「兄多毛比命(えたもひのみこと)」のことです。
 二の鳥居の扁額は「出雲祝神社」
拝殿は、珍しく寺院のような造りでした。
こちらも本殿は覆屋に覆われていました。

神紋は「二重亀甲剣花角」。
こちらの神社 重闢茶場碑(かさねてひらくちゃじょうのひ)入口の石碑がありました。
調べてみると、そう狭山茶です。 宇治の蒸し製煎茶法による新たな茶づくりを確立した狭山茶業復興の記念に建てられた碑が建てられているとのことでした。

廣瀬神社(狭山)

本日4社目の参拝は、桜が咲き誇る「廣瀬神社」です。こちらも式内社です。

主祭神は若宇加能売命(わかうかのめのみこと)。相殿神として神火産霊命(かみほのむすびのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやびめのみこと)・八衢比古命(やちまたひこのみこと)・八衢比売命(やちまたひめのみこと)・久那斗命(くなとのみこと)の5柱を祀る。
若宇加能売命(わかうかのめのみこと)とは、神話には登場しませんが、伊勢神宮外宮の豊宇気比売大神、伏見稲荷大社の宇加之御魂神と同神ととされています。奈良の廣瀬大社のご祭神です。 創建は、社伝によれば「景行天皇代に日本武尊が東征の折、この地を通りかかった際、この地が大和国広瀬郡川合(現在の奈良県北葛城郡河合町)に似ているとして、その地に祀られていた廣瀬大社の神々を分祀し、武運長久と五穀豊穣を願ったことによる。」とされています。

ご神木の「大ケヤキ」
神紋は、「右三つ巴」紋
本殿は、こちらも覆屋に覆われていますが、覆屋自体が流造ですので、多分 流造でしょう。


これにて、本日の神社巡りは終了です。いざゴルフ場へ。