2007年単身赴任先宮崎で土日の楽しみとして巡った「神社」の奥深さに惹かれ、それ以来神社探訪を続けています。神社の位置・ご祭神・神紋・鳥居・本殿を中心に気ままに書きなぐっています。ご訪問ありがとうございます。
2010-08-09
須佐神社
本日のメイン「須佐神社」を参拝。須佐之男命を主祭神とし、妻の稲田比売命、稲田比売命の両親の足摩槌命・手摩槌命を配祀する。須佐之男命の御終焉の地として御魂鎮の霊地、又御名代としての霊跡地であり、大神の本宮として大神奉祀の神社中殊に深い縁を有している。鳥居脇の社号標には「須佐大宮」と刻まれている。鳥居、隋神門、拝殿、本殿と少しずつ左にずれているのに気がつく。ご朱印をもらう時に禰宜さんに尋ねると、お帰りになる際にお尻をむけるので失礼にならないようにずらしているとのこと。ご神紋は「二重亀甲に蔓柏」。スサノオが出雲の国造りを終え、根の国の熊成の峰から柏の葉を投げたことからきているか。明日参拝する日御碕神社も「三つ柏」紋である。
さて、この須佐神社には七不思議の伝えがある。
1・塩井(しおのい)
須佐之男命がこの潮を汲み、この地を清められたといわれている。この塩井は出雲大社の稲佐の浜に続いており、湧出に間渇があるのは潮の干満に関係があるからだとか。内用浴用に使うと元気になるという。
2・神馬(しんめ)
神社に奉献された馬は、どんな毛色の馬でも年を経るに従って白馬に変わるという。吉凶禍福(良いこと悪いこと、災いと幸せ)や国の大事を予知するといわれている。
3・相生の松(あいおいのまつ)
本殿の裏に雄松、雌松が一本になった松があった。今は枯れてなくなった。
4・影無桜(かげなしさくら)
昔、隠岐の国で稲が実らないときがあった。その原因は須佐大宮の境内の大きな桜が隠岐に影をもたらしたからということだった。桜を切ったことにより隠岐に稲が実るようになったが、その切り株から生えた桜は枯れずに今も残っている。
5・落葉の槇(おちばのまき)
須佐之男命の妃神である稲田姫がお産をされたあと、産具を槇(柏)の葉で包み、それを松の葉で綴って川に流した。それが、流れ着いたところに「槇と松」が生えたという。
6・星滑(ほしなめら)
須佐の中山の頂上あたりに、白い斑点がある岩盤がある。それが白く輝いて光が大きい年は豊作、光が小さい年は不作だという。
7・雨壺(あまつぼ)
神社の西を流れる素鵝川をずっと下った田の中に岩がある。その岩の穴をかき回すと須佐大神の怒りで洪水が起きるといわれている。
以上の7つだ。塩井は宮崎の西都にある「鹿野田神社」と同じだ。
本殿は見事な大社造り。大杉と一緒に失礼ながら後方より撮影されて頂いた。
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