高原町(タカハル)にある、神武天皇生誕の地「狭野」を訪ねた。そこには、
霧島六社権現の一つ狭野神社がある。狭野神社は、
神武天皇 (カムヤマトイワレヒコノミコト) 幼名、狭野尊(さのみこと) を祀るお社である。境内まで大きな杉の参道が続く。島津氏が植えた400年を超える大杉は、神の御座にふさわしい。
宮崎に来なければ、絶対に知らずにいた場所であろう。狭野は、山々の地とは思えぬ程の平地がある。梅原氏が書いたように、稲作が十分発達しそうな地だ。狭野は、神武天皇の父、ウガヤフキアエズノミコトがこの地に移り(宮之宇都)、神武天皇を生んだとされ、その胎盤を捨てたとされる「血捨之木」や東征の際に渡った「狭野渡し」「馬登」「鳥居原」など神話にある名が多く残る。
東から西へ続く参道の端にある神門をくぐって、右方向に社殿がある。
つまり、社殿は南向きだ。参拝者はL字に歩いて参拝する。
境内は広く、60mを越える狭野杉が立派であった。
非常に趣のある、立派な神社であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿