今日、西都市へでかけたので「鹿野田神社」という所へ立ち寄りお参りとお祈りをした。
何もない田んぼ只中に鳥居があった。神社自体は主要道路からさらに逸れて田んぼの中を伸びる参道を200mほど進んだ奥にあり、海から12キロも離れた山間にある。
しかし、この神社にある井戸は、塩水なのだ。「鹿野田神社」の御祭神は、ヒコホホデミノミコトすなわち山幸彦だ。神話に登場する「潮満玉(しおみつたま)・潮涸玉(しおひるたま)」が、ご神体としてまつられている。
そして井戸の名前も「潮満玉の泉」という。山幸彦と結婚した海神の娘・豊玉姫が会うために、陸と海とを行き来した道と伝えられている。すこしスクって水を舐めてみた。本当だ。塩辛い。地元では、この社をもっぱら「潮(うしお)神社」と呼ぶ。井戸の水面は、潮の満ち引きに合わせて上下するのだという。不思議だ。
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