2014-03-21

松尾大社 (京滋旅行2日目)

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3社目は「松尾大社」です。こちらも、式内社(名神大社)、二十二社(上七社)の一社で、旧官幣大社。ご祭神は、渡来人の秦氏が山城国一帯に居住し、松尾山の神(大山咋神)を氏神としたことから、大山咋神(おおやまくいのみこと)です。
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参道を抜けると、風格ある楼門が見えてきます。
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ご神紋は、秦氏由来の「二重葵」紋です。
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本殿は、「松尾造」といわれる独特の社殿です。
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両流造で、曲線を持った美しい屋根が、前後両方向に同じように長く伸びているものです。前の方だけが後ろの方より特に長い場合は、流造りと呼び、全国神社の本殿に一番多い形式ですが、この前後に同形で長く伸びた両流造りはごく少なく、他では厳島神社(広島県)と宗像大社(福岡県)に伝えられているぐらいで、それ故「松尾造」の別名があります。桁行(けたゆき)三間(正面の柱が三つ)、梁間(はりま)四間(側面の柱が四つ)、一重(一階建)、檜皮葺(ひわだぶき)です。<三間社両流造>
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こちらでは、絵馬の代わりに「しゃもじ」が使われるそうで、境内のいたるところに「しゃもじ」がありました。調べると願い事が「すくわれる」という意味だそうです。納得。

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