2011-11-27

楯縫神社 ニ座

ゴルフの時間が遅いので、早めに出発して、延喜式内社である茨城 美浦にある「楯縫神社」神社を参拝。
まずは、木原にある「楯縫神社」へ。こちらが式内社といしては有力みたいだ。
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一の鳥居を過ぎると、200mくらいの参道が続く。
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ちょうど中間くらいに二の鳥居がある。
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境内は、紅葉により静謐感が漂っている。
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ご祭神は、「普津主命」である。推古天皇十六年(608)の創祀。普津主命が兜楯を脱いでこの地に残された故事にちなんで楯脱ぎ(楯縫)の社号となったという。神紋は「三つ巴」のようだ。
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本殿は、一間社流造。古びた神社であるが、静かで凛としたところが気に入った。
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次に信太にある「楯縫神社」。
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鳥居の横にある杉の木は見事だ。ご祭神は「経津主命」。木原とは字が違うが同じ神である。
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こちらも鳥居をくぐると100mほど参道が続く。
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本殿は、同じく流造。

さて、楯縫神社は、忌部系氏族「楯縫連」の祖神とされる彦狭知命という説がある。千葉・茨城は元は出雲系であることから、こちらの説が正しいような気がする。

2011-11-23

筑波山神社

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筑波山神社を紅葉狩りを兼ねて参拝してきました。6:30出発で、8:20に到着。一の鳥居の右横へ進む駐車場に車を止めて、まずは境内へ向かいます。
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二の鳥居を過ぎると、まずは御神橋があります。祭りの時以外は渡れません。
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正面には立派な随神門が見えてきました。
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そして、大きな鈴をもつ拝殿。筑波山神社は、ここには拝殿しかありません。ここでご神体である「筑波山」を拝みます。では、本殿は?筑波山は男体山(871m)と女体山(877m)の2つの峰をもちそこに、それぞれご本殿があるんです。山容が双峰相並ぶ為、二神-男体山に伊弉諾尊(イザナギノミコト)、女体山に伊弉冉命(イザナミノミコト)が祀られているわけです。筑波山は延喜式内社にして名神大社(男神)小社(女神)です。
神紋は「丸に三つ葉葵」です。
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随神門横の銀杏がこの季節は美しい。
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境内も紅葉で趣があります。
さて、ここから山頂にある本殿へ向かいます。といっても登りは、ケーブルカーで8分。楽をしました。
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ケーブルカー登り口もすでにかなりの標高で、霞ヶ浦がみえました。
↓の写真 中央右で光って見えるのが「霞ヶ浦」です
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まずは、男体山本殿へ。15分ほどですが、かなりの岩場を乗り越えなくてはいけません。
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一間社流造。堅魚木は3本の奇数。千木も垂直(外削ぎ)。男神の本殿です。
そして女体山本殿へ。
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こちらの堅魚木は2本(偶数)。千木は水平(内削ぎ)。女神の本殿です。
山頂からは、関東平野が360度一望できます。今日は天気もよく最高でした。
女体山からみる男体山も美しい。ここでわかることは、男体山本殿は、南面しており、女体山本殿は、男体山本殿の方を向いているということだ。面白い。
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さてここからが大変でした。「下りは楽だから歩いて降りよう」大間違いでした。延々と2700mの岩場での下りの下山。膝が・・・・ふだん歩き慣れない「かみさん」には酷でした。

再び、筑波山神社境内へ到着。まだ12時。水戸勤務時代によく食べた「けんちんうどん」をいただきました。
明日は私の51回目の誕生日ですから、50歳最後の行楽でした。

*心得をひとつ
お昼には、筑波山へ向かう車はかなりの渋滞でした。駐車するまでに、麓から1.5~2時間はかかりそうです。おでかけは早めに!「早起きは三文の得」です。

2011-11-13

大鳥神社~目黒
































目黒にある、日本武尊をお祀りした「大鳥神社」を参拝。目的は、神紋を撮影すること。
賽銭箱に、見事な「鳳凰紋」。しかしたぶんこちらは。社紋であろう。社務所の玄関の上に「三つ巴」紋が掲げられている。三つ巴が本当は神紋だと言う気がする?





























本殿は、石の間でつながった権現造りのようでした。

2011-11-03

秩父神社

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朝5時出発で、「秩父神社」を参拝です。、秩父地方の総社で、式内社・国幣小社・別表神社・知知夫国新一の宮。崇神天皇の時代に、初代の知知夫国造である知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)が、祖神の八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)を祀ったのが始まりとされている。八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)、天之御中主神を主祭神とし、昭和天皇の弟である秩父宮雍仁親王を合祀している。
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一の鳥居をくぐり下境内を歩いてゆくと、少し高い位置に神門がある。そこからが本境内となるのだろう。
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権現造りの拝殿・本殿は、様々な彫刻が施されているのが特徴です。
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拝殿正面左に「子宝 子育ての虎」。左甚五郎作
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本殿の右には、「つなぎの龍」。左甚五郎作
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本殿の後方に、「北辰の梟」。
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本殿左には、「お元気三猿」。
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神紋は「葵」紋のようです。

三峯神社と紅葉

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念願の「三峯神社」に参拝です。思ったより近かったです。まずは有名な「三輪鳥居」をくぐり参道を歩きます。狛犬にも特徴があります。少しとがった顔が印象的ですが、これは眷属である狼、「大口真神」が狛犬として置かれているからです。
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参道を上ってゆくと、左手に立派な随神門が見えてきます。右手には、奥宮の遥拝所が。

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そして紅葉の境内。
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本殿も実に美しい。石積みの基壇上に立ち、正面と両側に縁を回し、公欄を付け、屋根は銅板葺き。一間社春日造りです。感動!!
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拝殿手前の鳥居の額束も龍が彫りこまれており立派です。ご祭神は、伊弉諾命・伊弉冉命です。
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こちらの神紋は、「菖蒲(あやめ)菱」
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手水舎の彫刻も必見です。


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紅葉がスタートした三峯神社でした。

2011-10-30

鷲(おおとり)神社(浅草)





















酉の市(11月)で賑わう前の「鷲神社」に参拝。ご祭神は「天日鷲命(あめのひわし)」忌部氏の祖神である。別の名を「天日鷲翔矢命(あめにひわしかけるやのみこと)」。




















鳥居には、鷲宮の額束。
















神紋は、月星紋・九曜紋のようです。























こちらは、鷲(イーグル)ということで、ゴルフのお守りが置かれていました。2000円。買ってしまいました。マーカー付きです。キャディーバックにつけて今後プレーしたいと思います。

おおとり神社には「大鷲」「鷲」と書く神社と、「大鳥」と書く神社がある。どちらも日本武尊がかかわっているが、「鷲」の字の神社は、「天日鷲命」が主祭神で「大鳥」の字の神社は、日本武尊が主祭神となっているようだ。

2011-09-25

関東 神社の領域その2


より大きな地図で 久伊豆神社/鷲宮・鷲神社/氷川/香取 境界 を表示


関東神社分布。
埼玉県を中心に綾瀬川と元荒川の間に武蔵七党に由来を持つ「久伊豆神社」が多く鎮座している。そしてその北西が、鷲(鷲宮)神社群である。元荒川から西側は「氷川神社」群が広がり、綾瀬川から西には「香取神社」群が拡がる。関東独特の神社分布である。
(氷川・香取は、境界付近の神社しかプロットしてませんが、実際はその両端に多くの神社が点在しています)

2011-09-18

側高神社_香取神宮第一摂社

今日は、ゴルフにて香取・佐原方面へ。練習場で、試したクローズドスタンスが功を奏し、2か月ぶりの80台。とっいても45:44のギリギリ。まあでも満足。

さて、そのついでに早めに出発し、香取神宮第一摂社「側高神社」へ参拝。
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ご祭神は、高皇産霊尊・神皇産霊尊・天日鷲命・経津主命他とされているが、実は、古来より秘匿されていて不明なのだそうだ。「側高の神」としか言えないらしい。伝承では、香取の神の命により陸奥より馬2000匹を捕えて戻ったところ陸奥の神が追いかけてきた。そこで側高の神は潮干珠で潮を引かせ、馬を下総の地に渡らせた。馬を渡し終えると今度は潮満珠で潮を満たし、陸奥の神が追い付けないようにした。まるでモーゼ!!
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神紋は、十六菊と五七桐。香取神宮と一緒である。
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境内入口に、「四つの甕」というものがある。その瓶が、春の甕、夏の甕、秋の甕、冬の甕と呼ばれ、それぞれの甕の中の雨水量がその年の降水量を占うと伝わっている。
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本殿は一間社流造のようです。屋根は、銅板葺。昔は茅葺だったそうです。第一末社「大戸神社」は次回に。

2011-09-03

大生神社&鹿島神宮摂社_坂戸社・沼尾社

常陸風土記に曰く「下総の海上国造の領内、軽野より南1里と那珂国造の領地寒田より北5里を割いて、新しく神郡を置いた。そこにある天の大神の社、坂戸の社、沼尾の社、三処を合わせて、すべて香島の天の大神と言う。」
坂戸の社=天児屋根命、沼尾の社=経津主命である。天の大神の社のご祭神が不明とされているが、流れからすると健御雷之男神(タケミカヅチノオガミ)となる。

現在の、鹿島神宮=天の大神の社という説があるが、鹿島神宮には元宮とよばれた神社があり、それが「大生神社」である。この地域一帯を支配していた多(飫富・意富)氏一族の祖神を祀る神がもともとあり、それを藤原氏が神換えを行い遷宮させたのであろうか。大生神社の現在のご祭神は、健御雷之男神である。
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潮来の北側、霞ヶ浦・北浦に挟まれた場所に位置する。
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拝殿左には見事な神木が屹立している。
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本殿は、三間社流造、元茅葺にて、向拝をもつ曲線が独特の造りとなっている。

鹿島神宮の北のはずれ坂戸社・沼尾社がある。鹿島神宮跡宮とこの2社は南北に並んでいる。(跡宮はまたの機会に参拝したい)まずは「坂戸社」へ。
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奥深い林の中に、今はひっそりと鎮座してる。
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拝殿・本殿はちゃんとある。
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最後に、沼尾社へ。
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こちらも今は、草繁る林の中に。
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