2019-04-30

大神神社(愛知)

愛知にも「大神神社」という尾張一宮がある。尾張一宮には「真清田神社」とこちらと2つの一宮がある。一対であるという主張だ。式内社(名神大社)である。
ご祭神は、奈良 桜井の大神神社と同じ「大物主神」であるが、一説に尾張氏の始祖 火明命の10世孫の大美和都禰命とも言われている。

境内は小さな公園程度で住宅街の中にある。神職もおらず市内の「大神社」の宮司が兼ねているそうだ。その為、残念ながら御朱印は頂けず。<宮司の自宅が案内されている>
本殿は、流造です。
神紋は「丸に三杉」紋。
これは、三杉は奈良の大神神社と同じですね。
ご神木。
その横に「蕃塀」が見える。愛知県によくある社域を守る衝立のような役割をしている。
勿論、伊勢神宮にもちゃんとあります。蕃塀マニアがいるくらいです。

このあと、津島市にある「天王川公園」の藤を満喫して飛騨へ向かう。






水無神社(みなし)

途中、郡上八幡城を見学した後、飛騨一ノ宮「水無神社」を目指します。





式内社「水無神社」。
ご祭神は「大歳神」。その他14柱を配祀している。
 鳥居を潜ると、だだっ広い境内が広がり、回廊をもつ神門が現れる。
こちらの神門から参拝する。
この奥に拝殿・本殿がある
 拝殿
 本殿(流造)
神紋「水瓢箪」紋
境内右手に、ダムで水没した白河郷の神社「白川神社」がある。
 かなり下がらないと写真に納まらなかった「ご神木」。
こちらは、藤村の「夜明け前」の主人公青山のモデルであった藤村の父が宮司を務めていたことがあるらしい。

高山では、今 真っ盛りです。


2019-04-29

粟鹿神社(あわが)




朝一番で竹田城跡を展望できる立雲峡へ登った後、
兵庫県朝来市にある但馬国一之宮「粟鹿神社」(式内社;名神大社)参拝。
 ご祭神は、彦火火出見命、日子坐王、阿米美佐利命の三柱。
 日子坐王とは、開化天皇の第三皇子。阿米美佐利命は、大国主命の子。
珍しく勅使門があります。(残っている)
こちらが、随神門です。
門の左右に狛犬像・獅子像がありました。

  立派な拝殿です。左右の狛犬と獅子像をご覧ください。左右が逆です。
  阿吽の阿(狛犬)像が通常は右手にあるのですが・・・・理由はわかりません。

本殿は、神明造銅板葺。
この本殿の裏手の小山が日子坐王の陵墓だそうです。
神紋は「茗荷に菊」紋。
末社;稲荷神社

末社;厳島神社

末社;天満宮

出石神社

兵庫県富岡市 但馬国一之宮「出石神社」参拝。式内社(名神大社)旧国幣中社。
 新羅の王子「天日槍」伝説の中心となる神社です。

ご祭神は、伊豆志八前大神、天日槍命。伊豆志八前大神とは、天日槍命が将来したという八種神宝の神霊である。
拝殿。平唐破風出桁造り向拝をもつ特徴を持つ。銅板葺きの入母屋造り。
本殿の前に幣殿・祝詞殿をもつ
本殿は、凛々しい三間社流造。
神紋は三つ巴紋と五三の鬼桐紋


出石の街を少し散策。

 出石城跡
辰鼓楼(明治より時を刻む日本最古の時計台)
名物「出石皿そば」も戴きました。

伊和神社

兵庫県宍粟市に鎮座する播磨国一宮「伊和神社」参拝。式内社(名神大社)旧国幣中社。
ご祭神は、「伊和大神=大巳貴命」。
 入口に鳥居がなく、結界で張られたような森の中の参道を歩く鳥居が現れる。
 神門
参道を更に南へ折れて進む
北面する拝殿・本殿へ到着。

本殿は、左右に庇を持つ日吉造りに似た流造。
そしてこの本殿後方にこの神社が北面している理由がある。

「鶴石」と呼ばれている。
伝承では、欽明天皇25年、豪族・伊和恒郷に大己貴神から「我を祀れ」との神託があった。恒郷は、西の野で一夜にして木々が群生し、大きな白鶴2羽が石(鶴石)の上で北向きに眠っていたのをみて、そこに社殿を北向きに造営したとされる。

社務所の横にある大杉も見事。