2011-09-03

大生神社&鹿島神宮摂社_坂戸社・沼尾社

常陸風土記に曰く「下総の海上国造の領内、軽野より南1里と那珂国造の領地寒田より北5里を割いて、新しく神郡を置いた。そこにある天の大神の社、坂戸の社、沼尾の社、三処を合わせて、すべて香島の天の大神と言う。」
坂戸の社=天児屋根命、沼尾の社=経津主命である。天の大神の社のご祭神が不明とされているが、流れからすると健御雷之男神(タケミカヅチノオガミ)となる。

現在の、鹿島神宮=天の大神の社という説があるが、鹿島神宮には元宮とよばれた神社があり、それが「大生神社」である。この地域一帯を支配していた多(飫富・意富)氏一族の祖神を祀る神がもともとあり、それを藤原氏が神換えを行い遷宮させたのであろうか。大生神社の現在のご祭神は、健御雷之男神である。
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潮来の北側、霞ヶ浦・北浦に挟まれた場所に位置する。
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拝殿左には見事な神木が屹立している。
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本殿は、三間社流造、元茅葺にて、向拝をもつ曲線が独特の造りとなっている。

鹿島神宮の北のはずれ坂戸社・沼尾社がある。鹿島神宮跡宮とこの2社は南北に並んでいる。(跡宮はまたの機会に参拝したい)まずは「坂戸社」へ。
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奥深い林の中に、今はひっそりと鎮座してる。
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拝殿・本殿はちゃんとある。
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最後に、沼尾社へ。
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こちらも今は、草繁る林の中に。
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