2017-11-19

魔王天神社


鳴沢村の「魔王天神社」を参拝。
御由緒によると当社は始め、下部の熊野神社亥方に、承知三年(一一四九)大夫正信公が創建したものを享禄元年神慮に依り現社地に遷宮とある。
また『甲斐國志』に、社殿なく社地一町除地、社中に小祠あるを小御岳に遷し小御岳権現と称すと。

ご祭神は、経津主命です。
さて日本で「魔王」というと、仏教的世界観で語られる「第六天魔王」のことを指します。地獄の王なのかと思いきや、むしろ逆で、天界の中でも欲にとらわれのある6つの天界「六欲天」の主のことです。仏道を究めようとする修行者を邪魔する仏敵でありながら、最終的には仏教の守り神となりました。
この神社には、本殿がありません。魔王の山を信奉するという非常に古い形式の信仰を保っている珍しい神社です。第六天魔王を信仰する神社ですが、明治時代の廃仏毀釈の中で「仏教的な神である第六天魔王を信仰してはならない」と圧力がかかるも、社名を変えることなく通してきた全国でも珍しい神社です。
神紋は、明確ではないですが「羽団扇」紋に見えます。


本殿は無いですが、拝殿後方に鉄剣が奉られていました。村では風の神「オダイローサマ」と呼ばれています。
剣は風を切り分けることが出来ると考え、作物を風の害から守ってくれる風の神様として村民に信仰されているようです。

  

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