2015-03-06

来宮神社(河津町)

来宮神社、別名 「杉桙別命神社」(こちらが正式か)に参拝。延喜式内社です。
鳥居の奥に河津桜。河津らしい風景です。こちらのご祭神は「杉桙別命」。伊豆地方には<来宮神社>が十数か所あるようだ。もともと「木野明神」をお祀りしており、まさしく木の神様。木の宮から「来宮」への展開だろう。杉桙別命をお祀りする神社も静岡県には他に2か所あるみたいです。
鳥居をくぐってすぐ左手に大きなクスノキ。まだまだ・・
拝殿右手にも巨大なクスノキ。まだまだ・・・

神紋は「五七の霧」紋でした。

出た!!本殿左に一番大きなクスノキ。国の天然記念物でもあるご神木です。
高さ24m幹回り15mあるそうです。本当にでかい!!!

本殿は覆屋に隠れていますが、一間社流造でした。
観光客が大勢の河津町ですが、こちらは人もまばら静かな境内でした。

白濱神社

伊豆最古の宮と言われている「白濱神社」に参拝です。正式名称 伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)。延喜式内社 名神大社です。
朱色の鳥居の奥に奇妙な木がいくつか見られます。
樹齢二千年の薬師の柏槙
樹齢千三百年という白龍の柏槙
こちらのご祭神は、「伊古奈比咩命」。三嶋大明神の后神です。
拝殿は、こんもりとした森に囲まれており、後ろに本殿を持ちません。実は、後方が10m程の丘になっており、その丘(火達山)に本殿があります。
拝殿左手より本殿へ。



こちらが本殿です。
三間社流造向拝付き総桧造りでした。
神紋は「三つ柏」紋。

こちらには、もう一つ見所があります。神社南側の駐車場から浜へ。


太平洋に向かって浜の鳥居が建っています。鳥居の先が「伊豆大島」です。

さてさて、三嶋大明神(事代主命)は今から2400年前、南方から黒潮に乗り、伊豆の地へ。そして富士の大神様のお許しをいただき、伊豆の土地を譲っていただいたのです。
当社ご祭神である「伊古奈比咩命」を后として迎え、白浜に宮を造り、さらに土地を広くする為に伊豆の沖合に島を造ります。見目・若宮・剣の御子は龍神・海神・雷神等の神々を集め島を造る事にしました。 
最初の島は初島 
2番目は神々が集まって相談する島の神津島 
3番目が大きな島の大島 
4番目が海の塩を盛って白く造った新島
5番目はお供の見目・若宮・剣の御子の家を造った三宅島
6番目が三嶋大明神の蔵を置くための御蔵島
7番目は沖の方に沖の島 (現:八丈島)
8番目は小さな島の小島 (現:八丈小島)
9番目に天狗の鼻の様な王鼻島 (現:青ヶ島)
そして最後に10番目の島の十島(現:利島)
を造りました。とさ

伊豆七島・・・十島ありました。

2015-03-05

江島神社


長年、千葉在住ですが初めて「江の島」へ。朝は晴れ渡り富士山も綺麗に観る事が出来ました。
「江島大明神」の文字が独特の雰囲気を醸し出しています。

朱の鳥居と瑞心門。龍宮城を模した楼門です。江島神社は、言わずと知れた日本三大弁財天の一つ(厳島神社・竹生島神社)。弁財天は、宗像三女神(奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)をお祀りしていますが、江島大明神として仏教との習合により弁財天女となり、海の神、水の神の他に、幸福・財宝を招き、芸道上達の功徳を持つ神として、今日まで仰がれています。
エスカー(江ノ島シーキャンドル展望台込み:ひとり750円)を利用して島を登っていきます。(花粉症のママ)
まずは、辺津宮から。賽銭箱がおもしろい。巾着の形をしています。(相模彫り)神紋は「波に三鱗」紋です。
御朱印は、こちらのみで「江島神社」「弁財天」の2種類を書いていただきました。


本殿の左側にある八角のお堂は、神奈川県の重要文化財に指定されている八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と、日本三大弁財天のひとつとして有名な裸弁財天の妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が安置されている奉安殿です。
エスカーを乗継ぎ「中津宮」へ。
社殿、左手奥には「水琴窟」がありました。水を流すと美しい音色を聴くことができます。
ここから「山ふたつ」と呼ばれている瓢箪のようにくびれのような場所を歩くこと7-8分。

「奥津宮」へ到着。
この奥に「龍宮」なるお宮があります。<わだつのみや>です。

岩屋本宮の真上にあたる場所で、平成五年(1993年)、崇敬者の御篤志により建てられたお宮です。御祭神は龍宮大神。江の島は、湧出以来、龍神の坐すところとなり、古来、龍神信仰は弁財天信仰と習合されていました。

ここから、さらに富士を眺めつつ「岩屋」に向かいます。


江の島弁財天信仰の発祥の地です。



思ったよりも大きな洞窟でした。

最後にせっかくなので「シーキャンドル」へ。

東側のヨットハーバー

北側の江島弁天橋

南側 太平洋





伊豆山神社



関八州総鎮護 式内社<伊豆山神社>に参拝しました。こちらのご祭神は、「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊」、「拷幡千千姫尊 たくはたちぢひめのみこと」、「瓊瓊杵尊」です。
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊は、アマテラスとスサノオとの誓約の際、スサノオがアマテラスの勾玉を譲り受けて生まれた五皇子の長男。拷幡千千姫尊は、古事記では萬幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきつしひめのみこと)と呼ばれ、高皇産霊尊の娘で天忍穂耳尊の妻。瓊瓊杵尊はその子供で、言わずと知れた天孫降臨の神様です。
手水舎に白龍・赤龍が。伊豆山の地底には赤と白の龍がいるという言い伝えがあり、赤は火の神様、白は水の神様という。

高台にある境内は、さほど大きくありません。
本殿は三間社流造でした。

神紋は「九曜紋」
境内の左手には、頼朝と北條政子が恋を語らったとされる腰掛石がありました。
時間の関係で、本宮社(往復40分)へは登れませんでした。
境内からは、伊豆の海と初島を観る事が出来ます。