ページ

2016-10-29

武蔵御嶽神社


青梅市の奥、武蔵御岳山の山上に鎮座する「武蔵御嶽神社」へ。
ケーブルカーで途中まで登っていきます。
ケーブルカー頂上駅からは、関東平野が一望。遠く「筑波山」も今日はよく見えました。



ここから整備された山道をひたすら登ること20分、やっと境内へ到着です。紅葉も少しずつ進んでいるようです。
明神鳥居の奥に朱の神門が見えてきました。


神紋は「三つ巴」紋のようです。

ここからさらに、いくつもの階段が続きます。
神代のケヤキ


到着した拝殿は改修中でした。残念!!
こちらのご祭神は、「櫛真智命(クシマチノミコト)」といって、延喜式神名帳の“宮中坐神三座 並大”として記載されており「卜占」の神様のようです。


狛犬は「狼」です。

元々のこの山の眷属が狼のようです。


本殿は、非常に珍しい「一間社神明造」です。こちらでしか私は見たことがありません。



本殿奥に「大口真神社」があります。こちらが元々のこの山の神様なのでしょう。
両脇に「狼」の像がありました。
そして、奥宮遥拝所。奥に見える神奈備が奥宮のある甲籠山です。今日は、奥宮を通り、大岳山山頂への登山も兼ねているので、まずあの山へ向かいます。
天狗の腰掛杉





険しい登山を強いられ、美しい景色を見ながら、やっとたどり着きました。奥の院(男具那(おぐな)社)です。(かなりの登山ですので、十分準備をして参拝してください)
こちらは日本武尊を祀っています。
山頂にも祠があります。こちらが奥宮です。





2016-10-15

大御食神社(おおみけ)

駒ヶ根にある古社「大御食神社」を参拝。
大足彦忍代別天皇の御代四十八年(よそじまりやとせ)、御食彦御蔭の杉の木の下(もと)御安楽居(みやすらい)しその仮宮を神の御殿(みあらか)に見立て、日本武尊を祝い祀りて大御食ノ社(おおみけのやしろ)と御名を附け奉りき。「美しの杜社伝記」より。
建御名方命が愛で、日本武尊が「奇び杉なりや」と誉めた古杉を御神木(御蔭の杉)
ご祭神は、日本武尊、宮簀姫、八幡大神です


 本殿は、三間社流造



2016-10-09

弓削神社(山梨)

今日は、甲斐國神社巡りです。まず最初は甲府の南、市川三郷町にある「弓削神社」からです。


あいにくの雨模様ですが、赤の両部鳥居が、雨に光って綺麗です。


規模の割に、大きな楼門を持ちます。延喜式内社である。
ご祭神は、瓊瓊杵命・木花開耶姫命・ 彦火火出見尊・日本武尊・大伴武日連命である。

社伝によると、日本武尊が東夷平定の帰路、 大伴武日命が当地に留まったが、 その館跡が当社であるという。
参道左手にご神木である「白檀」の木があるが、落雷により焼失したようで根元のみとなっている。
拝殿は、珍しく西面。

神紋は、弓削氏系蜷川家の家紋である
「剣に抱き弓」紋という唯一の神紋である。

本殿は流造。屋根の下に鬼面があるという変わった造りとなっている。



一宮浅間神社

本日、二社目は同じく市川三郷町にある「一宮浅間神社」です。こちらは、甲斐國一宮ではありません。しかし延喜式内社にして明神大社です。


階段の参道の堂々たる木々が見事です。
階段を上ると、真っ赤な楼門が見えてきます。

趣のある神域。
ご祭神は、言わずもがなの「コノハナサクヤヒメ」。

拝殿も朱色が使われています。浅間ならではでしょうか。
こちらも先ほどの「弓削神社」と同じく西面しています。
ちょっと不思議です。富士山の方向でもないし・・・
屋根にある神紋「羽団扇」紋。
こちらも浅間の神紋として一般的です。

本殿は、廊下をもつ美しい「流造」です。

朝ということもあり、境内は静かで凛として空気がただよい最高です。

金櫻神社(甲府:岳町)


甲府の名勝、昇仙峡を登りつめた地に鎮座する金峰山を御神体とした金櫻神社に到着。

駐車場横の鳥居から境内へ。

甲斐国の金峯山山頂に少彦名命を祀ったのが当社の起源。 ゆえに、金峯山山頂に奥宮があり、当社は里宮にあたる。延喜式内社論社の一つ。あとで紹介するが「金櫻神社」はこの地に幾つもあり比定は難しいようだ。
拝殿は、東面。翼を広げたような美しい社殿である。
神紋は「五七の桐」紋と「八重桜」紋の2つあるようだ。

お賽銭箱には何故か「五三の桐」紋が使われているようだ???

ご祭神は、少彦名命 大己貴命 須佐之男命の三神をお祀りしている。

ご神木のうこん桜。

御神宝はこの地で発掘され磨き出された水晶「火の玉・水の玉」で、本殿には昭和30年の大火により焼失しましたが、後に復元された「昇・降竜」が奉納されており、どちらも当社に縁の深い水晶を尾に絡ませています。当社の名前の由来でもある御神木の「鬱金の櫻」は古くから民謡に唄われている「金の成る木の金櫻」として崇められています。
本殿は改修のため見ることができなかった。
本殿の柱に巻きついている昇り龍・降り龍は、元は名工・左甚五郎の逸作だったようで、現在は復元されているらしい。ネットで見るとありました。
昇り龍
下り龍

金櫻神社社名の由来は、 「以金為神 かねをもってかみとなし 以櫻為霊 さくらをもってれいとなす」ということだそうです。山梨県にしかない「金櫻」の名を持つ神社、参拝したいと随分前から思っていましたが、やっと参拝できました。