神紋は、毛利家の家紋「三ツ星一文字」のようです。豊功大明神は毛利秀元公ですからね。
本殿は、神明造りでした。
境内からは、瀬戸内に浮かぶ満珠・干珠のニ島が間近に見えます。
日本書紀に
「仲哀2年の春、1月11日、仲哀天皇は息長足姫(おきながたらしひめ)を皇后としました。 秋7月5日に皇后は豊浦の津に着きました。この日、皇后は如意の珠を海の中から手に入れました。」の一文がありますが、これが満珠・干珠之伝説です。
境内社「竜神社」がありますが、由緒には「豊浦の海は古来龍宮界との窓口になっている海域として知られています。神功皇后様もこの海で住吉三神から潮満潮干、二宝珠を授かり大陸から凱旋しました。それが眼前の満珠干珠の二神島です。当社はその龍宮のお使いである龍の御神徳を仰ぎ、千年前より地元を始め、遠近の人々に奉斎されております。正に豊功神社境内は龍宮に向かって開かれた神域として龍神の水徳発揚の聖域と申せましょう。」とありました。
新羅討伐の凱旋の折、如意の珠を武内宿禰が海にお返しすると満珠・干珠のニ島ができたという伝説です。社殿右手にその絵図もありました。
是非、長府に訪れた際は、ご参拝してみて下さい。
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