二番目は、神栖町という所にある「息栖神社」。鹿島神宮の南に位置する。
息栖(イキス)神社は岐神(くなどのかみ)を主神とし、住吉三神、天鳥船神を相殿の神として祭られている。鹿島・香取両神宮と共に東国三社の一社として上下の信仰の篤い神社だ。岐神は除厄招福の神であり、住吉三神は海上守護に、天鳥船神は交通守護の神としての御神徳が顕著で神前に祈念する者にその限りない御恩頼を垂れさせられ御守護下さるものである。また岐神(くなどのかみ)は、道の別れ目のところで道を間違えないように教えてくれる神で、東国開拓の折り、出雲の国から 東国に武甕槌大神(たけみかずちのお おかみ)を先導した神様である。そして 天鳥船神は国譲りのさい、武甕槌大神 を出雲の国に先導した神様だ。神栖にありながら「息栖」。たぶんイキではなくオキではないか?住吉三神つながりで神功皇后=息長帯姫オキナガタラシヒメのオキではないか?
ご神紋は、鹿島神宮と同じ「三つ巴」のようだ。そしてここ息栖神社は、香取神宮の真東に位置する。香取神宮ー北緯35°52′58″息栖神社ー北緯35°52′57″である。鹿島ー息栖は、残念ながら真南ではないが、香取ー息栖も鹿島ー息栖もその距離9kmで、三社は綺麗な二等辺三角形を描く。おもしろい。
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