今日は、東京へ戻って初めてのゴルフ(コンペ)で埼玉の本庄児玉まで足を運んだ。4時半起きの5時出発。2時間かけての小旅行だ。20分以内に10以上もゴルフ場があった宮崎が懐かしい。その上早出にもかかわらず6時頃の関越自動車道はすでに渋滞。恐ろしいや関東。さてゴルフだが、1ヶ月ぶりにクラブを握ったので、さすがにスコアは散々。やはり練習せねば。帰宅前に、近くに旧武蔵の国二宮であった「金鑚神社」があると調べていたので参拝しに。
旧官幣中社にして名神大社そして式内社と由緒ある神社(もとは金佐奈神社)である。御祭神は、天照大神、素盞嗚尊です。日本武尊が配祀されています。社伝によると、景行天皇の四十一年、日本武尊東征の帰途、東国鎮護のために、伊勢神宮の伯母である倭姫命から草薙剣に副えて、賜った火鑚金(火打石)を御霊代として、御室ヶ嶽に天照大神と素盞嗚命を祀ったのが創祀らしい。「金鑽」の社名は、社伝にあるように、火打石(火鑽金)が御魂代であることから起ったとする他に、金鑽=金砂と見る説がある。すると社名からして金山彦尊がご祭神だったのではと思う。近くには、蛭川という地名もあり出雲系の匂いがしてならない。
特徴は、なんといっても「拝殿」のみで「本殿」がないこと。参拝者はご神体である神奈備「御嶽山」を祝詞屋を通じて拝する。「本殿」を持たない旧官幣・国幣社は、奈良の大神神社・長野の諏訪大社とこの「金鑽神社」のみ。非常に静かで清々しい空気の神社であった。
参道には、重要文化財である「多宝塔」がある。ご神紋は「樫の葉」らしいが、みつけることができなかった。残念。
2007年単身赴任先宮崎で土日の楽しみとして巡った「神社」の奥深さに惹かれ、それ以来神社探訪を続けています。神社の位置・ご祭神・神紋・鳥居・本殿を中心に気ままに書きなぐっています。ご訪問ありがとうございます。
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2010-04-24
2010-04-17
2010-04-11
玉前神社
玉前神社を参拝。上総一之宮にして旧国幣中社だ。ご祭神は玉依姫命。鎌倉以降、武家の崇拝は厚く、頼朝も政子の安産祈願をしたと伝えられる。残念ながら拝殿・本殿は改修のため見ることができなかった。
ご神体は珠玉といわれているだけに、神輿の腹には、見事な宝珠の紋が付けられていた。ちなみに、神紋は「三つ巴」みたいだ。実は、もう一つ「鏡に御統みすまる」という紋があるはずなのだが、拝殿・本殿は見えず確認できなかった。残念。神輿には、大宮・若宮とあるが、一説によると、大宮が「玉前大神」で若宮が「玉依姫命」らしい。
さて「玉前神社」といえば、春分・秋分の日のご来光の道で有名だ。この日、太陽の運行線が上総一ノ宮の玉前神社から島根の出雲大社を結ぶ。相模国の寒川神社、富士山、日蓮宗の聖地七面山、伊吹山、琵琶湖竹生島の弁財天、大江山の皇大神社、大山神社と名だたる聖地が並ぶのだ。北緯35度22~24のレイライン。これこそが、日本古代の隠された大いなる御技なのでは。おもしろい。